9月12日・13日の2日間、那須農場支援活動が行われました。
今回は大人28名、大学生1名、中学生14名、小学生1名、総勢44名が参加しました。
9月は1年の中でも農場が特に忙しくなる時期です。今回はデントコーンの収穫が始まり、収穫前のつる草切りや倒木処理、牛舎作業、食事づくりなど、それぞれの場所に分かれて活動しました。
在校生、保護者、卒業生とその家族が世代を越えて集まり、それぞれの立場から農場を支える。今回も、那須農場支援活動の輪が少しずつ広がっていることを感じる2日間となりました。
特別企画「知ること。伝えること。」
- 第4回:学園保護者としての楽しみを、味わい尽くす (話し手:女子部97回生保護者 時髙裕史)
今回の「知ること。伝えること。」では、女子部97回生の保護者で、那須農場支援に10年間参加してきた時髙さんにお話しいただきました。
これまでの「那須農場の成り立ち」「支援活動の始まり」「震災後の除染活動」とは少し趣を変え、今回は、学園保護者として長年那須農場に通ってきた時髙さん自身の経験から見た、農場支援のお話です。
電牧線の整備やデントコーンの収穫、育成牛舎づくりといった作業の思い出。歴代の農場長や農場職員との関わり。そして、毎回の食事や作業後の時間、世代を越えて集まる仲間たちとの交流――。
「何か大層な想いや崇高な志があるからではありません」と語る時髙さんですが、そのお話からは、10年間通い続けたからこそ見えてきた那須農場の変化と、ここに人が集まり続ける理由が伝わってきます。
また、女子部保護者という少し離れた立場から見てきた同学会の人間関係や、女子部卒業生会と同学会が南沢会となり、現在の支援活動へとつながってきた変化についてもお話しいただきました。
保護者だからこそ語ることのできる、もう一つの那須農場支援の記録です。
時髙さんのお話の全文は、「知ること。伝えること。」シリーズとして、近日中に南沢会ウェブサイトで掲載する予定です。
「知ること。伝えること。」 第3回 中村英俊さん(D46)のお話を公開しました。下記リンクよりご覧ください。

第1回、第2回のお話は8月の活動報告よりご覧ください。
活動報告

≪今回の労働内容≫
・デントコーン畑つる草切り
・幹線道路抜根
・デントコーン収穫作業
・倒木の見回り / 処理
・牛舎作業
・食事づくり
- デントコーン畑つる草切り


収穫を行う前に、デントコーンに覆い被さるつる草を剥ぎ取っていきます。この場所のデントコーンはまだ人の背丈程度ではあるものの、中に入っていくと右も左も分からなくなります。
離れ離れにならないようグループで作業しました。必携なのは拡声器。作業中の連絡だけでなく、出口の方向を知る目安にもなります。
- デントコーン収穫

いよいよ始まりました。迫力あるデントコーンの収穫です。
刈り取ったデントコーンを細かく粉砕して運び、ネットでロール状に巻いた後、さらにラップで包んでいきます。重機と人手、そしてそれぞれの作業をつなぐ連携が欠かせません。
初日は夜8時過ぎまで作業が続きましたが、それでも収穫はまだまだ終わりません。
今回、遅くまで収穫作業を担当された皆さん、本当にお疲れさまでした。
- 倒木処理

先月導入した電動チェーンソーを使用し、倒木の処理を行いました。
玉切りした丸太を集め、ダンプでキャンプファイヤープレイスまで3回運搬。翌日も作業を続け、6月に伐倒した木についても玉切りと運び出しを行いました。
今回からは楔とハンマーも導入し、より安全に作業できる装備を整えています。
丸太の集積と運搬には人手が必要ですが、今回は5人で作業できたことで効率よく進めることができました。
また、電動チェーンソーはバッテリー交換が必要になるため、今回導入されたキャノピー(三輪バイク)も、バッテリーや機材の運搬に活躍しました。
初めて那須農場支援に参加されたお父さんお二人にも加わっていただき、力を合わせて作業を進めました。
- 牛舎

朝4時半に起床し、5時に牛舎へ集合。給餌や哺乳などの作業を行いました。
「前月に哺乳した牛はどれだけ成長したかな?」と、前回との変化を楽しみにしている参加者もいます。
複数回参加している学生も増え、回を重ねるごとに作業がスムーズになっています。
- 食事作り

今回は、久しぶりにカレーライスが献立に並びました。
今月も44名という大人数の食事を用意してくださった皆さんには、本当に感謝です。食事当番が買い物に出ている間には、参加者のお二人にも大量の野菜切りを手伝っていただきました。
作業する人、食事をつくる人、そしてその準備を手伝う人。それぞれの協力によって、今回もおいしい食卓を囲むことができました。いつもありがとうございます。
メニューは以下の通り。
◎夕食
ビーフカレー
かぼちゃのオイル焼き
つちえさん特製福神漬け
らっきょう
きゅうり・キャベツ・人参・ツナのコールスロー
いんげんの胡麻和え
ヨーグルトムース、シナモンビスケット
◎朝ごはん
パン
復興支援熊本産きくらげ入りミソスープ
モロヘイヤの生姜醤油和え
バナナ
ヨーグルト
◎昼食
ネギと豆腐の味噌汁
ちらし寿司
唐揚げ
ちばちゃん特製らっきょうタルタル
甘長トウガラシの焼びたし
レンコンのきんぴら
那須産の梨
- 活動を終えて ― 感謝を込めて ―


9月の那須農場支援には、卒業生、保護者、学園生を合わせて多くの方が参加しました。今回も、農場での作業を中心に、清掃や食事の準備、片付けなど、それぞれが担当する仕事に取り組みました。
今回は、デントコーンの収穫がありました。刈り取ったデントコーンを細かく粉砕して運び、ネットでロール状に巻いた後、さらにラップで包んでいきます。
いくつもの工程をつないで進めるため、重機と人手、それぞれの作業の連携が欠かせません。初日は夜8時過ぎまで作業が続きましたが、参加者がそれぞれの持ち場で力を出し合い、収穫を進めました。
また、食事の準備や片付け、共有スペースの清掃、荷物の整理など、農作業以外にもさまざまな仕事があります。
今回は参加人数も多かったため、委員だけでこれらを担うのではなく、参加者にもその都度協力をお願いしました。
「これをお願いします」と声をかけると、快く引き受けてくださる方も多く、それぞれができることを担うことで、活動を進めることができました。
学園生の参加も多く、卒業生と在学生が同じ場所で同じ作業に取り組む機会となりました。世代の違う参加者が一緒に働き、農場での経験を共有することは、那須農場支援を続けていく上でも大切なことだと感じています。
一方で、参加者が増えることで、当日の役割分担や安全面など、これまでとは違った課題も見えてきました。
特に学園生が多く参加する場合には、作業だけでなく、活動中の見守りや集合・移動の際の対応などについても、事前に共有しておくことの大切さを感じました。
9月の活動を通して、参加者が増えたことで、これまでのやり方をそのまま続けるのではなく、みんなで役割を分担しながら活動することの大切さが改めて見えてきました。
一つひとつの活動を積み重ねながら、次年度の委員にも引き継ぎやすい、より分かりやすい形を少しずつ作っていければと思います。
今回の活動では、委員だけでなく、多くの参加者がそれぞれの場面で力を貸してくださったことで、なんとか無事に活動を終えることができました。
今回参加してくださった皆さん、そして活動を支えてくださった皆様、本当にありがとうございました。
(今回の活動報告は、体調不良で現地参加がかなわなかった井田くんが、「自分にできることを」と、参加者から当日の様子を聞き取りながら取りまとめました。結果、現地にいないのになぜか私より那須のことをよく知っています。)
(活動報告:J75 中武小夜子)
参加者の声

エンジンチェーンソーのパワーに圧倒されましたが、いかんせん調子よく動く時間が短いのが難点です。電動チェーンソーの方がご機嫌な状態が長持ちして有難かったです。

今回初めて2日間、デントコーンの収穫作業を担当しました。
細かく粉砕され畑から運ばれてきたデントコーンが、集められて機械に入れるとネットに巻かれたロールとなって出てくるので、それを重機で運んでもらい、別の機械でラップをして畑番号と年月日を書くという仕事でした。
機械が止まってしまうアクシデントがない限り、次々とひたすら一連の流れでラップする、皆さんとの連携が大切な作業だということと、何より、人手があるのとないのとでは大きな違いがあると実感しました。
雨が降るとできないとのことでしたが、何とか2日間天気で中断することなく、多くのロールができてよかったです。
労働の後、本当にお腹が空いたところに夕飯、そして2日目昼食に作っていただいたお弁当は沁みました。
人数が多い中、食当をしてくださった方、南沢会委員クラスの皆さま、いつもありがとうございます!

学園がオープンデーでお休みだったこともあり、学生と父母の方々がたくさん参加され、とても活気のある支援活動でした。最近の雨で蛇尾川には水が出ていましたが、活動日は雨も降らず、暑すぎず寒すぎず、良い労働日和でした。
参加者が多く、委員の方々や、食事作りの方々は色々と大変だったと思います。
ありがとうございました。

デントコーン収穫に、遅くまでお手伝い有難うございました

体力的には大変でしたが、皆さんがとても優しく温かく、充実した時間を過ごすことができました。
とても興味深い酪農に関するお話もお忙しいなかでたくさんお聞かせくださり、学びになったとともに、日々のご苦労には頭が下がるばかりでした。
また手の込んだお料理なども同様で、感謝の気持ちでいっぱいです。充実した時間をありがとうございました!また参ります!

回を追うごとに安全のための工夫や啓蒙活動がしっかりとしてきている印象であります。良いことは必ずできると言っているようです。
人数が多いので、しっかりした運営が下地にあることが前提ですね。初めての人にも安心して参加しやすい優しさも同居している今年の当番クラスです。
打てば響くというところも今回感じることであります。チェーンソー作業に必須の楔とハンマーをすぐに用意して頂きました。
那須支援活動を通して、学園を再発見したり、ベテラン勢さんの話を聞く機会も、労働の心地よい疲れも、また楽しみのひとつです。
バイクのツーリングと共にまた思い出が一つできました。こんな体験を貴方もぜひ一度ご一緒にいかがでしょうか?

今回の任務は、初めての「乳酸菌担当」でした。
収穫したデントコーン(牛の飼料用のトウモロコシ。再度確認したけれど、硬くて人間が食べるにはやっぱりどうしても不向きらしい)は、粉砕して巨大なラップでぐるぐる巻きにしてから発酵させるのですが、品質の安定と腐敗防止のために乳酸菌を加えることが大切だそうなんです。
3mほどもある巨大な重機の上に乗って、粉砕された大量のデントコーンをめがけて乳酸菌を撒くのですが、一回当たりわずか50cc。大さじ3杯強。これを、何度も何度も振りかける。誰が呼んだか、花咲かじじい。
美味しい発酵食ができることを願っています。
今月は小中学生がいつも以上に多く参加してみんな一生懸命に労働し、夕食後にはメイポールダンスや追っかけなどの体操会の練習もにぎやかにしていました。
初めて参加された保護者の皆さんも、農場をとても楽しんでおられたようです。
また、今回がなんと75回目の参加となった時髙さんが、保護者の視点からのお話をされました。
多くの方が農場を支えているということを、改めて強く実感しました。
那須農場は、今日も元気です。
10月の活動支援について
次回の活動支援は、2026年10月24日(土)・25日(日)の2日間で実施します。
今後の支援活動予定(2026年度)
2026年度の今後の活動予定は下記の通りです。
10月24日(土)〜25日(日)
11月28日(土)〜29日(日)
12月19日(土)〜20日(日)
1月16日(土)〜17日(日)
3月20日(土)〜21日(日)
各回の詳しい活動内容はこちらをご覧ください。
