8月22日・23日の2日間、那須農場支援活動が行われました。
今回は大人41名、高校生1名、中学生11名、小学生4名、総勢57名が参加しました。夕食には66名が集まる大所帯となりました。
桜並木に絡まるツルの除去、倒木処理、9月のデントコーン収穫に向けた機材準備などの労働をしながらも、プール遊び、花火も楽しめた2日間となりました。
また、第3回「知ること。伝えること。」を開催し、東日本大震災後の那須農場で、卒業生を中心に行われてきた除染活動について、その具体的な内容を学ぶ機会となりました。
続いて、今回参加された南沢会委員長の伊藤真穂さんから、先日の令和8年熊本地震でのボランティア活動について報告していただきました。
那須農場支援活動も、東日本大震災をきっかけに始まった活動です。震災後、多くの卒業生が那須農場に足を運び、農場を支えてきました。その歩みを聞き、また現在の被災地の方々の様子を知ることができたことは、私たちにとって意味のある時間となりました。
過去の支援の歩みを知り、その原点を忘れることなく、今、自分たちにできることを考えていきたいと思います。
特別企画「知ること。伝えること。」
- 第3回:0.23から0.13へ、学生を那須農場に戻すための5000日 (話し手:D46回生 中村英俊)
今回の活動では、中村英俊さんより、東日本大震災後の那須農場で続けてきた除染活動についてお話しいただきました。
農場職員や卒業生たちによる除染によって、国が長期的な目標として示した0.23μSv/hを達成した那須農場。しかし、中村さんは学生を再び農場に迎えるため、南沢と同等の0.13μSv/hを目標に、数百か所の測定と除染を続けました。
「0.23は、安全を確認するための目標値。0.13は、安心して学生を迎えるための目標値。」
その活動は多くの人たちに支えられ、やがて学生の立ち入りが再開され、那須農場での修養会も実現します。
5000日を超える活動から語られたのは、除染の記録だけではありません。学生を那須農場に戻したいという想いと、それを支えた人たちとのつながり、そしてこれからの那須農場についてのお話でした。
中村さんのお話の全文は、「知ること。伝えること。」シリーズとして9月活動報告にて掲載を予定しています。
今回、阿部泰久さんのお話を公開いたしました。下記リンクよりご覧ください。


活動報告
- 梅ソルベ試食会

今回の支援参加者の最初のお役目は「梅ソルベの試食」というなんとも嬉しいスタート。4種のソルベはそれぞれ特徴が違いそれぞれ美味。おいしくいただきました。
いつ発売されるのか確認したところ、まだまだ試作段階とのこと。楽しみにしています。
那須農場のミルクアイスは11月22日(日) に開催される「JIYU Day @自由学園」で販売されます。お楽しみに!
- 農場での作業確認と安全確認
今回の那須農場は記録的な参加人数となりました。
初参加の小学生、中学生、保護者の方が多かったため、特に熱中症対策を含む安全確認は学園を出発したバスの中からスタートしました。
ソルベ試食後に食堂前に集合して準備体操を行い、そこでも再度安全について確認しました。
≪今回の労働内容≫
・アオゲイトウ片付け
・桜並木笹刈りとツル取り
・幹線道路抜根
・倒木見回り・処理
・デントコーン収穫準備
・芋畑
・牛舎
・食事づくり
- アオゲイトウ片付け

既に刈られているアオゲイトウを運び出し、孤輪車で処理場に運び出す作業。これにツルが絡まり想像以上の重労働。みんな頑張ってくれました。
- 桜並木笹刈りとツル取り

アオゲイトウ片付けを終えたメンバーはこちらに移動し、桜の木に覆い被さっているツルを剥ぎ取っていきます。
右下の写真では、地面から桜の木を完全に覆っているのがわかります。ツル三昧の労働でした。
皆さんのおかげで来年もまた桜が満開となるでしょう。ぜひその頃にまたお越しください。
- デントコーン収穫準備

いよいよ始まるデントコーンの収穫に備え、車両の整備や、荷台に板を取り付けて「あおり」を高くする作業を行いました。
- 伐木・倒木処理・幹線道路抜根
倒木をチェーンソーで処理していきます。
7月に導入した電動チェーンソーで効率アップ!
チェーン破損防止のため、9月にはハンマーとクサビを導入します。
- 芋畑

葉も青々と茂り、順調に育っています。この日は草抜きを行いました。
芋掘りは10月ごろでしょうか。今から楽しみですね。
- 牛舎

朝4時半には起床して5時に集合。給餌や、哺乳など、日々の飼養管理について教わりました。
給餌の仕方によって、牛の体調も変わってくるそうです。
しっかり覚えて、また参加する時には、よりスムーズに作業できるといいですね。
- 食事作り

毎度毎度、大人数の食事を用意してくださる皆さんには本当に感謝です。
特に今回は、なんと66人分。いつもおいしい食事をありがとうございます。
定番になりつつあるビーフストロガノフ。実は、委員メンバーが一番に要望に挙げるメニューです。
食器の片付けは男性陣にお願いしていますが、女性陣も手伝ってくれていました。
8月は参加人数が多く、55回生、75回生の委員クラスだけでなく、他の回生の皆さんにもドリンク整理など多くのことをお願いしましたが、それでも人手が足りなくなる場面がありました。
9月も食事は約55人を超えそうです。また皆さまにはいろいろとご協力いただくことになりそうです。
メニューは以下の通り。
◎夕食
鶏のトマト煮込み
茄子とかぼちゃの揚げ浸し
パプリカとズッキーニのオイル焼き
ツルムラサキお浸し
菜葉おじゃこ
カブと塩昆布の和物
水羊羹
那須産のスイカと梨
◎朝ごはん
パン
スパニッシュオムレツ
角切り野菜のコンソメスープ
バナナ
ヨーグルト
◎昼食
ビーフストロガノフ
三陸ワカメときゅうりの酢の物
あとひき大根
トマトキャベツときゅうりのサラダ
地元のハム
- プール遊び
7月にプール掃除をしてくださった方々に感謝。
おかげさまで8月はプール遊びをすることができました。
冷たい!でもしばらく入っていると気持ち良い。また来年もプールで遊びましょう。
- 活動を終えて ― 感謝を込めて ―

農場に到着し、梅ソルベを試食している頃には雨が降っていましたが、労働を始める頃には雨も上がり、比較的涼しい中での活動となりました。
それでも熱中症には十分注意が必要な気温で、体調に不安が出て休んでもらう場面も何度かありました。
参加者それぞれに体力差があり、年齢や性別、その日の体調によっても気をつけることは異なります。
外から見ただけでは分からないことや、本人からはなかなか言い出しにくい体調上の事情もあります。
「大丈夫?」と声を掛けることが無駄になっても構わない。少しでも不安があれば休んでもらう。そして、本人も遠慮せずに「休みたい」と言える雰囲気をつくる。
委員だけでなく、参加する大人全員で互いに見守ることが大切だと、改めて感じました。
今後参加される皆さまにも、このことをお伝えしていきたいと思います。
今回は、在校生、その兄弟姉妹、卒業生とそのご家族、保護者など、57名もの皆さまにご参加いただきました。
農場職員の皆さんも含め、それぞれ世代や立場は異なりますが、共に働き、共に学び、共に食事を囲み、共に時間を過ごす、自由学園らしい2日間となったことを嬉しく思います。
今回も多くの方々のご協力により、無事に支援活動を終えることができました。
ご参加いただいた皆さま、農場職員の皆さま、そして日頃から那須農場を支えてくださっている皆さまに、心より感謝申し上げます。
次回も多くの皆さまと農場でお会いできることを楽しみにしております。
- 男子部55回生、女子部75回生

恒例となりますが、55回生と75回生メンバー。
初参加のメンバーもいますので、今回も感謝を込めてもう一枚。
後列左の方は今回から5575に加わっていただきました。
学園委員の方で忙しい中、合間を縫って参加していただいています。
7月の参加者は37名でしたが、その時の反省から全委員メンバーに事前に担当を持ってもらいました。
ドリンク準備、空調服準備、食事当番、案内役、掃除、会計など当日に行うことは多々ありますが、一番重要なのが安全管理と熱中症対策。
委員メンバーの協力のおかげで私がフリーとなることができ、体調に不安がある方を労働場所から宿舎/食堂に移動したり、ドリンクを配ったり、バッテリー充電の往復をしたり。
この余裕ができたのは委員メンバーのおかげです。
ひとつ。誰かが話していました。
「そういえば、自由学園卒業しても、片付けが始まると、誰かが机の片方に手をかけたら、自然にもう片方に手をかけるよね。」
これはコミュニケーションのひとつだと思います。この那須農場支援運営も、この自然な行動に助けられています。
毎度毎度の感謝ですが、37人、57人ときて、9月は20人台まで減るかな、と思いきや、47名以上の参加が見込まれます。
ゆっくり感謝する間もなく次に向けて5575は準備しています。
さ、次も頑張ろう。よろしくお願いします。
(活動報告:D55 井田)

参加者の声

今回も初めての経験を沢山させていただき、とても楽しい2日間になりました。放牧地整備は体力がいる労働でしたが、楽しんで行うことができました。
また、中村さんの貴重なお話もとても勉強になり面白かったです。ありがとうございました。
学校だけでは得られない学びができる那須農場が大好きです。
またよろしくお願いします!

曇りだったのでそれほど暑くもなく、良い労働日和で、気持ちよく作業ができました。夏休みということで、家族での参加も多く、賑やかな支援活動となりました。
食事作りに携わった方々は大変だったかと思います。美味しい食事をありがとうございました。
また、準備に携わった方々も心労が絶えなかったかと思います。
おかげさまで事故や怪我もなく、那須農場でのひと時を楽しむことができました。ありがとうございました。

アレチウリを取るのはとっても取っても終わらない作業でした。
トウモロコシ畑はどこまでも続いているうえにトウモロコシを傷つけないように丁寧に。
いつ終わるのかと思うばかりでした。
先月生まれた仔牛が1ヶ月経ったら倍の大きさになっていて自然の生命力は人でも負けてしまう力だと思いました。
牛の顔をよく見ると一頭一頭違う顔をしていて牛といる時間が癒やしになりました。
学校が始まり体操会の練習も始まろうとしています。
9月以降も牛や上級生に会うために那須農場に行けたらいいなと思います。

幹線道路沿いの草刈りに2日間没頭しました。かなりの暑さを覚悟し、今年初めて空調服を着ましたが、夕方日が翳ると少しいい風が。
そして翌日はあいにく小雨が降る中でしたが、かえって涼しく労働できました。
予定していた範囲の草は刈ることができて、スッキリ。でもこの草の勢いから来月まで持つかどうか?ということはありつつ、達成感にしばし浸りました!
いつもあたたかく迎えてくださる皆さま、D55・J75の皆さま、ありがとうございます。
お食事も本当においしかったです。
またよろしくお願いします!

以前から参加したいと思っていましたが、今回ようやくタイミングが合い、初めて家族で参加させていただきました。
真夏の作業ということで少し心配もありましたが、水分、空調服など暑さ対策の事務局のバックアップ、声をかけ合いながら無理なく作業をする雰囲気の中で、無事に二日間の作業を終えることができました。
当日は晴れたり曇ったり、時々雨が降る中での作業でした。自然を感じながらその場にいるみなさんがそれぞれのペースで、時には作業内容を見直し一緒に考えながら進めていきました。
年齢、性別に関わらず、共に働き、語らう姿は今の時代にとても大切な気づきを与えていただきました。
また、作ってくださった、おいしいお食事をみなさんでいただく時間はなによりの喜びでした。
この2日間は「那須農場、自由学園、生きること」について知る、考える貴重な時間でした。
また東日本大震災後の農場の除染活動にご尽力され、今もなお農場を支えてくださる中村さんのお話を聞かせていただいたことは、私たち家族にとって、今後につながるバトンを渡していただいた気持ちでいます。
自分たちでできることをこれからも考えていきたいと思います。
那須農場を支えてくださる、職員の皆さん、南沢会の皆さん、関わってくださる皆さんに心から感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

今回はデントコーンの収穫を前に、置き場の清掃、機械器具の清掃メンテとロール置き場や牧草地のアレチウリを駆除しました。
特にアレチウリは繁殖力が凄まじく残骸を残さないようにということで、地引網のように引っ張って撤去しました。
後で調べたら、花をスズメバチが好むようで、確かに朝の牧草地で駆除する時に群がっていて殺虫剤で追い払ってから作業したので、注意が必要だと思いました。
夜に伺った中村さんのお話は、いつも黙々と1人でユンボで作業されているお姿が重なり、胸が熱くなり、こうして労働に参加させていただけることにも感謝の気持ちでいっぱいになりました。
今回は在校生やその保護者など初めて参加の方も多く、にぎやかに楽しく労働できました。
お食事を作ってくださった方、南沢会委員クラスの皆さま、ありがとうございました!
そしていつも仲間に加えていただき、ありがとうございます!

55回生の運営が大分板に付いてきた感じがします。自分の持ち場がある感じ。適材適所で働く人々を見ているのも気持ちいいですね。
学園で学んだことを各々が出しているのがいいところ。そこに社会人の経験もあるので、安心感もあります。ここに来ると自分も少しは役に立っている事を実感できます。
若い人との前向きな話も楽しみな事のひとつ。安全を全てに優先して笑顔の花咲く那須ボランティア活動に、あなたもぜひ一度、参加してみてはいかがでしょうか!?
やみつきになるかならないかは貴方次第ですよー。

一年ぶりに参加しました。色々な世代との交流で刺激を受け、非日常な時間を過ごすことができました。
食事もバランスがよいので、那須に来ると健康になった気がします。機会があればまた。

今回の任務は、9月に予定しているデントコーン(牛の飼料となるトウモロコシ。一度食べてみたいけど、人間が食べても硬くて美味くないそうです)の収穫に備えたサイロの清掃と、ツル植物に襲われている桜の救出でした。
2つ並んでいるサイロの壁にへばり付いている大量の蜘蛛となんだか変な気持ち悪い虫を竹箒で払いのけ、周りの草を刈り込み、壁と床面をきれいにしました。
9月には消毒のために石灰を撒いてから、収穫した大量のデントコーンをここに集めることになります。
2012年に植えた100本の桜のうち、60本は桜並木の状態に大きく育っていますが、かなりしつこいツル植物に絡まれて息ができないほどの状況です。
そのツルをやっつけて桜を救出する作業を、約20人で一斉に行いました。
周りの下草を刈り、ハシゴや熊手を使ったり木に登ったりするのですが、ツルがしつこく絡まり、幹のようにまでかなり太くなったツルもあったりして大変な作業です。
子供たちがプールに入る時間までには、なんとか14本の桜を助け出すことができました。
桜の木全体を覆い隠すくらいにまとわりついていたツルがきれいになくなり、空が見えた時には桜がやっと息ができたように思えました。
残りの桜も早く助け出さないとなりません。
夏休みで子供たちも多く参加されて、労働も花火もプールも楽しんでいたようです。
那須農場は、今日も元気です。

運営の皆さまの行き届いた準備・気遣いが大変ありがたかったです。
農場の規模や匂い、牛のサイズ、農場に関わる人々。「百聞は一見にしかず」でした!

去年の8月はデントコーンに絡まったつる草を取るのに大変だったけれど、今年は人手が多かったおかげで林間の倒木処理に回り暑さは凌げた。

ぜひまた参加させて頂きたいと思います。
9月の活動支援について
次回の活動支援は、2026年9月12日(土)・13日(日)の2日間で実施します。
今後の支援活動予定(2026年度)
2026年度の今後の活動予定は下記の通りです。
9月12日(土)〜13日(日)
10月24日(土)〜25日(日)
11月28日(土)〜29日(日)
12月19日(土)〜20日(日)
1月16日(土)〜17日(日)
3月20日(土)〜21日(日)
各回の詳しい活動内容はこちらをご覧ください。
